FIRE(経済的自立)とは?

「経済的自立」とはどんな状態でしょうか?

それは、「資産からの収入」で「生活費」がカバーできる状態です。
経済的自立を達成すると、生活のために大切な時間を使って働く必要がありません。
「お金」も「時間」も自由になり、「選択の自由」を手にすることが出来ます。

 

周りに選択を委ねるのではなく、
自分がしたい選択を繰り返す生き方。
それが、「自分らしく生きる」という事です。

FIRE達成へのPoint

Poin1:収入>生活費

FIREを目指す上で、絶対条件となるのが、
「収入>生活費」の状態を維持することです。
この状態を維持すれば、継続的に資産運用にお金を充てる事が可能になります。


また、必要な生活費が少ないほど、FIREを達成するスピードは早くなります。
収入がアップするにつれて、支出も大きくなりがち。
支出のコントロールが、最初の段階ではとても大切です。

Point2:複利運用

複利の力を使う

『複利は人類による最大の発明だ』
20世紀最大の物理学者とも言われるアルベルト・アインシュタイン博士が残した言葉です。
資産運用をする上で一番大切なのは、複利の力を知り活用することです。

単利と複利の違い

【単利】
単利は、預け入れた元本にのみ利息がつきます。
何年経っても、増え方が一緒です。
【100万円を金利10%で単利運用した場合】

金利の対象 利息 元本+利息合計
1年目 100万円 10万円 110万円
2年目 100万円 10万円 120万円
3年目 100万円 10万円 130万円
4年目 100万円 10万円 140万円
5年目 100万円 10万円 150万円

【複利】
複利は、増えた利息分を元本に足して計算します。
年数が経過するほど、増える金額が多くなります。
【100万円を金利10%で複利運用した場合】

金利の対象 利息 元本+利息合計
1年目 100万円 10万円 110万円
2年目 110万円 11万円 121万円
3年目 121万円 12万円 133万円
4年目 133万円 13万円 146万円
5年目 146万円 14万円 160万円

 

このように年数が経過するほど、単利運用と複利運用の差は広がっていきます。

単利での運用(万円)

1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 6年目 7年目 8年目 9年目 10年目
110 120 130 140 150 160 170 180 190 200

複利での運用(万円)

1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 6年目 7年目 8年目 9年目 10年目
110 121 133 146 160 176 193 212 233 256

Point3:借入の活用

教育費や老後資金の準備の仕方で多いのが、必要なタイミングに向けて毎月積み立てをして、お金が必要なタイミングになれば、何十年掛けて積み上げたお金を取り崩して使っていくお金の流れです。

例えば、18年掛けて毎月積み立てをして教育費として500万円準備して、大学の四年間で500万円を使い切るといった流れです。
この流れの問題点は、準備したお金が取り崩しにより「ゼロリセット」されてしまい、複利運用の効果が途切れてしまうことです。複利の効果は後半になるほど、その力を発揮しますので、時間をロスする事は、複利運用の最大の敵とも言えます。

教育費の準備イメージ(万円)

ゼロリセットを防ぐには?

ここで活用したいのが、『借入』です。
先程の教育費の例ですと、「教育ローン」を活用して、大学四年間で必要なお金をカバーします。
「教育ローン」は、大学在学中は利息のみの返済をして、卒業後から元本返済を開始することも出来ますので、運用のための時間を確保する事もできます。

運用の利回りにもよりますが、準備した500万円を資産運用して、受け取れる利息や配当で、教育ローンの返済をしていく事で、18年掛けて準備したお金を取り崩すことなく、教育ローンの返済が終わった時には、「自由に使える資産からの収入」として、老後資金に充てることも可能です。

車や住宅の購入の際も、低金利の長期ローンを活用することで、お金をゼロリセットすることなく、「資産からの収入」を積み上げることが出来ます。

「借金は悪」ではなく、「借金は資金調達」です。

借金に対する考え方を変えることが、FIRE実現への時間を短縮することになります。

 

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